学会誌・論文誌

学会誌「システム/制御/情報」

会誌「システム/制御/情報」では、会員の方々のニーズに即した内容の記事を掲載しています。システム、制御、情報の各分野における国内外の学術・技術に関わる解説記事を始め、学会、研究、国際会議の諸活動、書評、さらにはアイサイ問答などシステム制御情報ならではの記事を企画しています。本会誌では、とりわけ特集号(もしくは総合特集号)に注力し、毎年8回程度の頻度で企画・編纂しています。そのときどきのテーマにふさわしい解説記事を集中して掲載しています。

会誌内容は、発刊後一定の未公開期間(6ヶ月)ののち、国立研究開発法人 科学技術振興機構 (JST) のJ-STAGEにて電子アーカイブを無料公開しております。以前CiNiiで公開していた第41巻10号(1997年)~第60巻3号(2016年)についても併せてJ-STAGEにて公開しております。

最新号目次

「システム/制御/情報」 第68巻 第11号
「モデルベース制御・信号処理と機械学習の交差点」特集号

編集前記

「モデルベース制御・信号処理と機械学習の交差点」特集号を企画して
早川 諒

解説

深層展開の基礎と展望
高邉 賢史
深層展開を用いたモデルベース制御系設計
小蔵 正輝・岸田 昌子
無線物理層信号処理のためのメッセージ伝搬法の学習最適化とその周辺
高橋 拓海・衣斐 信介
Plug-and-Play アルゴリズムによる信号復元—モデルベースとデータドリブンの止揚
小野 峻佑
DNNを最適化アルゴリズムに組み込んだ音響信号処理
矢田部 浩平

研究活動紹介

京都工芸繊維大学コンピュータビジョン研究室における研究活動
延原 章平

アイ・サイ問答教室

安全強化学習ってどう実現するの?
瀋 迅・橋本 和宗

第68巻 第10号 目次

「システム/制御/情報」 第68巻 第10号
「ブロックチェーン活用による新しい社会」特集号

編集前記

「ブロックチェーン活用による新しい社会」特集号を企画して
德山 和馬

解説

ブロックチェーン技術とその進展
山崎 重一郎
暗号資産/仮想通貨の意義と将来
吉田 康志
ブロックチェーンと循環型社会—正の側面と負の側面をどう考えるか
松浦 幹太
公証プラットフォームとしてのブロックチェーン—NFTとSBT
金子 雄介
デジタル化による政治行政改革—ブロックチェーン利活用の事例を通して
蒔田 純

講座

基礎から一歩進んだ深層学習トピックス—V—ドメイン適応
橋本 敦史

書評

深層学習からマルチモーダル情報処理へ(中山英樹,二反田篤史,田村晃裕,井上中順,牛久祥孝著/サイエンス社)
吉本 達也

第68巻 第9号 目次

「システム/制御/情報」 第68巻 第9号

解説

スポーツデータ計測と評価・予測モデルの発展
小中 英嗣
量子系の過去の推定はできる?できない?条件付き期待値とベイズの公式の再考
大木 健太郎
薄い固体上における燃焼現象に対する数理解析と火炎伝播速度の制御の可能性
小林 俊介
スナップショットハイパースペクトルイメージングと圧縮センシング再構成
武山 彩織
車載ミリ波MIMOレーダの信号処理と自己位置推定のための自車の運動推定手法
自見 圭司

研究活動紹介

パナソニックホールディングス株式会社 ロボティクス×Well-beingに関するAug Labのオープンイノベーション活動
今岡 紀章

アイ・サイ問答教室

分光イメージングによる絵画の非破壊分析
武山 彩織

第68巻 第8号 目次

「システム/制御/情報」 第68巻 第8号
「バックドライバビリティを有するロボットの社会実装」特集号

編集前記

「バックドライバビリティを有するロボットの社会実装」を企画して
川上 真司

解説

ロボットとバックドライバビリティ
川上 真司・上岡 拓未・杉原 知道
軽量センサレス協働ロボット(Beanus2)
豊島 勇大
社会実装への取り組み—リアルハプティクスを用いた双方向力触覚伝送技術
溝口 貴弘
空気圧駆動による力覚フィードバック機能を有する手術支援ロボットシステムの開発
只野 耕太郎
究極のバックドライバビリティ
青柳 雄大

講座

基礎から一歩進んだ深層学習トピックス—IV—グラフニューラルネットワークによるグラフ構造データ解析入門
竹内 孝

研究活動紹介

立命館大学OIC総合研究機構 IoTセキュリティ研究センターの活動紹介
毛利 公一

アイ・サイ問答教室

スタッツとメトリクス—スポーツデータの楽しみかた
小中 英嗣

第68巻 第7号 目次

「システム/制御/情報」 第68巻 第7号
「気象・災害の予測と制御に向けた取り組み」特集号

巻頭言

第68期会長就任にあたり
野田 哲男

編集前記

「気象・災害の予測と制御に向けた取り組み」を企画して
橋本 和宗

解説

極端気象の予測・制御可能性に向けた取り組み
南出 将志
A Review of Mathematical and Computational Methods in Weather Control
Le Duc and Yohei Sawada
災害と社会ダイナミクスモデリング
小谷 仁務
自己組織化マップを用いた豪雨災害を引き起こした気象場の分類
朝位 孝二
深層生成モデルによるデータ同化理論とその海洋ジェット流への応用
安田 勇輝

書評

Vision Transformer入門—新しいコンピュータビジョンの世界(片岡裕雄監修,山本晋太郎,徳永匡臣,箕浦大晃,QIU YUE,品川政太朗著/技術評論社)
小野山 博之

分科会報告

サイバーフィジカル・フレキシブル・オートメーション(CyFA)研究分科会2023年度活動報告
西 竜志・劉 子昂

会報

第68巻 第6号 目次

「システム/制御/情報」 第68巻 第6号
「制御とネットワークが交差する数理的研究」特集号

編集前記

「制御とネットワークが交差する数理的研究」特集号を企画して
若生 将史

解説

ネットワークシステムの可制御性スコア
佐藤 一宏
ネットワークトポロジーの最適設計
池田 卓矢
位相縮約理論を用いた同期現象の最適化と制御
加藤 譲
大規模エージェントシステムの連続体近似制御—平均場ゲームと動的最適輸送
井上 大輔
グラフ信号処理とマルチエージェントシステムの制御
泉 晋作
センサネットワーク上での分散最適推定
足立 亮介

講座

基礎から一歩進んだ深層学習トピックス—III—注意機構と大規模言語モデル
亀甲 博貴・白井 圭佑・森 信介

国際会議の報告

The 62nd IEEE Conference on Decision and Controlに参加して
星野 健太

第68巻 第5号 目次

「システム/制御/情報」 第68巻 第5号
「IoTとセキュリティ」特集号

解説

IoT時代のセキュリティ
神余 浩夫
IoT製品におけるSBOM利活用の紹介
粕谷 桃伽・森田 伸義・山﨑 裕紀・萱島 信
信頼できるIoTデバイスのためのRoot of TrustとHardware Security Module技術
中井 綱人・三澤 学
IoTデバイスにおけるTEE (Trusted Execution Environment) の実装
須崎 有康
ゼロトラストIoTのためのシステムソフトウエア研究
竹房 あつ子

編集後記

「IoTとセキュリティ」特集号を企画して
瀧本 栄二

研究活動紹介

時間・場所・体力に捉われない労働環境の実現に向けた遠隔操作技術の研究
徳永 雄一

国際会議の報告

The 32nd IEEE International Symposium on Robot and Human Interactive Communication (RO-MAN) に参加して
萩原 良信

書評

機械学習のための関数解析入門 カーネル法実践:学習から制御まで(伊吹竜也,山内淳矢,畑中健志,瀬戸道生共著/内田老鶴圃)
藤本 悠介

システム制御情報学会論文誌

会員の皆様の研究、開発の成果を公表する場として、毎月5篇前後の論文と、数篇の研究速報を掲載しています。システム、制御、情報の各分野における会員の新しい研究、開発の結果をまとめたもので、学術上または産業上の発展に寄与するものや、学術上・技術上の研究結果を速やかに報告するものを広く受け付け、査読者の御意見に従って採録、不採録を決定しています。

通常号、特集号を問わず、論文・研究速報の投稿は、投稿審査システムにて随時受け付けています。

直近一年間の統計では、論文の投稿から採録・不採録の決定までに平均して4ヶ月強、また投稿から掲載に至るまでおおよそ10ヶ月を要しています(研究速報についてはこれよりかなり速くなります)。ただし、論文特集号や総合特集号では、特定のテーマの論文を集めますので、掲載までの期間が少し変わります。

なお、1988年(第1巻1号)から現在までの論文誌は科学技術振興機構(JST)の J-STAGE にて電子アーカイブ化・電子公開されています。ただし、論文誌刊行後3ヶ月は非公開です。

最新号目次

「システム制御情報学会論文誌」 第37巻 第11号

論文

リモートセンシングデータを用いたセマンティックセグメンテーションによる圃場内異常検出
村中 建太・小澤 誠一
粒子群最適化による産業用スカラ型ロボットの省エネルギー動作計画の検討
藤原 始史・西 竜志・劉 子昂

研究速報

モデルに基づくネットワーク化制御系による外乱除去
朱 天豪・藤崎 泰正

第37巻 第10号 目次

「システム制御情報学会論文誌」 第37巻 第10号

論文

ニューラルネットの軽量化のための学習データ調和型ノイズシェーピング量子化
坪根 直希・南 裕樹・石川 将人
ILQサーボ系に対するFRITを用いた目標値応答特性のトリミング
戸倉 隆明・金子 修

第37巻 第9号 目次

「システム制御情報学会論文誌」 第37巻 第9号

論文

インフラ構造物建設時の補強度合決定問題に対する自然状況を考慮したリカレントニューラルネットワーク
宮原 春久・巽 啓司・尹 禮分
発電・蓄電・需要機器を有する拠点群により構成される仮想発電所の階層分散型運用と実験検証
阿久津 彗・平田 研二・寺崎 隼斗・柿木 悟・北村 高嗣・大堀 彰大・服部 将之・太田 快人

第37巻 第8号 目次

「システム制御情報学会論文誌」 第37巻 第8号
SCI'23 論文特集号—V

特集論文

Deep Q-Networkとグラフ探索を組み合わせた複数台移動ロボットの経路計画法
福島昂之介・西 竜志・劉 子昂・藤原 始史
Surrogate-Assisted Self-Adaptive MBEANNの提案とその評価
小村 真央・宮本 明治・平賀 元彰・森本 大智・大倉 和博

一般論文

ワクチン接種年齢を考慮した確率SVIR モデルの安定性解析
石川 昌明

研究速報(一般)

情報改変による強化学習の効率化—倒立振子の安定化制御を例として
田中 健太・南 裕樹・石川 将人

論文誌掲載料金

昨今の物価高が本会の出版事業にも大きな影響を及ぼしています。このような事情により、誌面のA4判化に伴う2001年の価格改定から長年据え置いておりました、システム制御情報学会論文誌の掲載料を2024年4月1日受付分から改定(20%値上げ)することに致しました。会員諸氏におかれましては、諸般の事情をご賢察のうえ、ご理解のほどお願い申し上げます。

改定時期
2024年4月1日新規投稿受付分から
改定後の掲載料

本学会で定める TeX スタイルファイルを用いた場合、掲載料が割引されます。

※カラー印刷を必要とする場合には1ページあたり 24,000円(消費税別)が加算されます。

論文掲載料金表
原稿種別 刷り上がりページ数 掲載料(消費税別)
TeX原稿 非TeX原稿
研究速報 3 ページ以内 48,000円 66,000円
論文 6 ページ以内 84,000円 108,000円
7 ページ 108,000円 138,000円
8 ページ 138,000円 174,000円
9 ページ 174,000円 216,000円
10 ページ 216,000円 264,000円
以降 1 ページ毎 48,000円 54,000円

転載許可の申請について

会誌、論文誌および論文集等に掲載される記事、論文等に関する著作権は、原則として本会に帰属します。

転載をご希望の際は、下記の申請書にご記入の上、事務局までご送付ください。

寄稿・投稿に際して

原稿投稿にあたっては、下記の寄稿投稿規程執筆要項ならびに各手引きをご参照ください。

こちらからまとめてダウンロードすることもできます。また、事務局へご連絡いただいても、投稿、寄稿に必要な書類をお送りします。

学会誌 論文誌
寄稿・投稿の手引き
システム制御情報学会 寄稿投稿規程
システム制御情報学会 執筆要項
TeX 原稿スタイルファイルの使い方
TeX 原稿スタイルファイル(UTF-8)
TeX 原稿スタイルファイル(EUC)
TeX 原稿スタイルファイル(SJIS)
Word 原稿テンプレート
標準表記法(概略版: 5ページ)
標準表記法(詳細版: 20ページ)
人を対象とする研究の論文投稿に際しての確認書
講演論文等をもとにした投稿論文の取り扱い方針
ISCIE Policy on overlapping conference/journal submissions

人を対象とする研究†の論文投稿について

システム・制御・情報に関わる分野において、安心かつ安全な高度産業システム及び社会システムを探求するためには、人を対象とした広範多岐にわたる実証的研究の展開がますます重要となります。人を対象とする研究では、安全確保、人権保護、研究の透明性ならびに研究への社会的合意の確保などの倫理的な対応が必要とされます。

つきましては、ISCIE論文誌への投稿に際し、署名済みの『人を対象とする研究の論文投稿に際しての確認書』に必要事項をご記入の上、論文投稿時に添付するか、郵送・FAX・PDF等で事務局までお送りください。投稿論文一式とこの確認書が揃った時点を、論文受付日とします。

†「人を対象とする研究」とは、人または人由来の材料を対象とし、個人または集団から研究対象者の行動および心身等に関するデータ等を収集して行われる研究をいう。ここでの研究対象者とは、研究を実施される者、または研究に用いられる情報・既存試料を取得された者(いずれも死者を含む)をいう。

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