システム制御情報学会・計測自動制御学会 チュートリアル講座2017

データを読み解く ~分析・検索・推定の技術:基礎から応用まで~

期日
2017年7月14日(金)10:15~16:30
会場
大阪府立大学 I-siteなんば(大阪市浪速区敷津東2丁目1番41号 南海なんば第1ビル2階)

概要

主催

システム制御情報学会,計測自動制御学会

協賛(予定)

IEEE Control Systems Society Kansai Chapter,日本シミュレーション学会,情報処理学会,日本計算工学会,高分子学会,日本化学会,化学工学会,電気学会,日本ロボット学会,日本機械学会,電子情報通信学会,人工知能学会,日本知能情報ファジイ学会,日本感性工学会,日本人間工学会,日本認知科学会,ヒューマンインタフェース学会,土木学会,建築学会,自動車技術会,日本航空宇宙学会

趣旨

近年、ビッグデータという言葉が耳目に触れることが多くなっています。計算機科学の発展およびそのネットワークの活用により、これまで統計学とよばれてきた数理処理が扱うデータの規模は急速な拡大を遂げています。これらのデータは我々の生活にとって非常に有用な情報を含んでいることがわかっているにもかかわらず、一方で、この肥大化したデータから必要な情報をうまく抽出するための推論の技術が必要不可欠になってきています。

本チュートリアル講座では、初学的な統計学から一歩踏み出して、データや情報をうまく活用するための基礎から最新の技術動向について、講師陣の経験に基づいたわかりやすい解説をしていただきます。

その他

定員

45名

聴講料

金額はすべて税込です。

会員(協賛・事業維持会員含む)
12,000円
学生
3,000円
非会員
18,000円

申込方法

こちらよりお申し込みください。7月5日(水)7月7日(金)をもって締め切りと致します。

支払方法

次のいずれかの方法で 2017年7月5日(水)7月7日(金)までにお支払い願います。なお、振替・振込の手数料はご負担をお願いします。

※振替用紙1枚につき1名の聴講料をご送金下さい。

三菱東京UFJ銀行
出町支店 普通 0176191 口座名義:一般社団法人システム制御情報学会
ゆうちょ銀行
振替口座 01020-0-650 加入者名:一般社団法人システム制御情報学会

問い合わせ先

〒599-8531 大阪府堺市中区学園町1-1
大阪府立大学大学院 工学研究科 機械工学分野 小林 友明
電話: 072-254-9218 電子メール:

講義概要

統計的因果推論への招待 -因果構造探索を中心に-

講師

滋賀大学/大阪大学/理化学研究所 清水 昌平 氏

概要

因果関係を調べることは, 多くの実質科学の主目的である。本講演では、まず、因果のモデルである構造的因果モデルを紹介する。次に、介入を伴わない非実験データから因果構造を探索する方法について説明する。動機や基礎的事項など入門的内容を重視しつつ、発展的な内容にも触れたい。

システム同定の基礎

講師

大阪工業大学 奥 宏史 氏

概要

システム同定とは、制御や予測、診断などを目的として対象となる動的システムの注目する特徴の数式モデルをその観測データから構成することである。概して古典的システム同定法は先験情報からモデル集合を決定し最小2乗法によりモデルのパラメータを推定する方法であり、比較的小規模のデータを扱っていた。近年、同定対象の大規模複雑化に伴い、特異値分解など行列計算を駆使して大規模データを取り扱う部分空間同定法が注目を集めた。最近では非線形システムを対象にカーネル法など機械学習で馴染みのある道具を取り込むなど、システム同定の新たな発展が見られる。本講演では、システム同定の初学者を主な対象として、最小2乗法に基づくシステム同定の基礎を中心に話をする。さらに部分空間同定法の導入部分についても取り上げる。

ビッグデータ技術の最新動向と適用事例

講師

大阪大学 鬼塚 真 氏

概要

ビッグデータを分析することで隠れた知識やルールを発見して、社会的あるいは経済的なインパクトを生み出すことが期待されている。本講演では、ビッグデータに関する技術の最新動向を俯瞰すると供に、具体的なデータ分析技術の適用例を通して、技術の特徴と得られる効果について講演を行う。特に、 1)グラフマイニングアルゴリズムを用いたソーシャル分析 2)探索的データマイニング技術を用いたビジネスデータ分析 3)IoT技術を用いた実世界の店舗推薦システム 4)半教師あり学習技術を用いた質問応答システム などの研究の取り組みについて詳しく説明する。

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